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和朗フラット四号館は1936年(昭和11年)に東京・六本木近くに建てられた木造・洋館風の賃貸集合住宅です。

和朗フラット四号館の公式ホームページです。
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記念出版 和朗フラット四号館写真集

2013年に和朗フラット四号館は築七十七年をむかえました。人でいえば喜寿の祝い。七年前の古稀には各室の写真をとって記念にしたので、今回は新旧の写真に説明をそえて、私家版の小さい記録写真集を作りました。前半には四号館全8宅の室内写真を、後半には建築当時のデータや、建物を支える大工さんたちの仕事を紹介しています。建物が人といっしょに時代を生きてきた姿をご覧いただけると幸いです。全国の書店でお求めいただけます。

和朗フラット四号館
/ちょっと住んでみたいとこ。昭和十一年の洋館アパートメント
・定価 1.200円+税 A5判 80ページ
・著者:和朗フラット四号館管理室 ISBN 978-4-434-18386-7
・デザイン:安岡花野子(株カノコ・カンパニー)
・写真:和朗フラット四号館 / 山下徹/安岡花野子
・発行:モーリス・カンパニー記念出版部
・発売:星雲社 TEL 03-3947-1021

空室情報

和朗フラット四号館は、1936(昭和11)年1月、東京・港区に建てられた木造洋館風の集合住宅です。総二階全8宅、1K〜3K、最初から賃貸アパートとして設計されました。大きい特徴は、8宅それぞれ間取りや窓のデザインがちがうこと。したがって8宅それぞれ用途と雰囲気が異なり、その結果、ひとつの建物のなかに、いろいろな人のいろいろな暮らしが共存する住宅となっています。和朗(わろう)の名は、ここに縁ある人が、和(なご)やかに朗(ほが)らかにすごせるように、と願ってつけられました。
建物の外観は、壁は白いモルタル仕上げ。窓わくは「最初はおそらく深緑青色のオイルステイン(油性塗料)でした」と塗装屋さん。室内は、壁は白漆喰(しっくい)、床の板張りやドアはラワン材で濃茶のオイルステイン仕上げ、ドアや窓の金具は真鍮(しんちゅう)製。これら壁・床・金具の3アイテムは<白―濃茶―曇金>。この色調を定番として、各宅このように補修されています。
設備の特徴は、昭和11年当時からトイレが水洗で洋式だったこと(浄化槽使用)。都市ガスが浴室・台所・居室に配管されていたこと。全宅家具つきだったこと。「単身者ならトランクひとつで入宅できる」といわれたように、ベッド・食卓・椅子・電気スタンド・棚・ガスストーブ……など、部屋の広さに応じた備品リストが残っています。
設備の特徴はもうひとつ。部屋数と関係なく、台所はどこもおなじ大きさだったこと。流し台とガスこんろ1個のスペースが「台所」。住む人は外食が前提なのか、家政婦さんが仕度してくるのか、ご飯と汁だけ作っておかずは買うのか、食文化として興味深いことです。なお冷蔵庫は、その存在自体、一般には知られていない頃でした。
四号館の建て主であり設計者の上田文三郎は、京都市高瀬川沿い、立誠(りっせい)小学校の近くで生まれ育ちました。四号館は彼が1928(昭和3)年のアメリカ旅行で見た、西海岸のコロニアル様式をモデルにしたものではないかといわれます。しかし、この同じ年、母校・立誠小学校が改築されて、正面玄関はアーチ形、窓はアーチ窓と四角窓の混在、廊下には重層的な下がり天井がつづくというモダンな建物になりました(設計は京都市)。そのあちこちに今も四号館とよく似た部分が見出されます。
そのようなことから現在では、四号館の設計は「アメリカでの見聞と、京都の母校の印象をベースに、都心のアパートとしてのアイデアを具体化したもの」と考えられています。いずれにしても建て主自身の記憶と楽しみから生まれた建物。住み継いでくださる方々にも和やかに暮らしを楽しんでいただけるようにと願っています。

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和朗フラット四号館 管理室